先日、ある方からこんなお便りを頂きました。

ふうまさん、こんにちは。
僕は30代後半のサラリーマンです。
妻と小学生の長男と幼稚園の長女の4人暮らしです。
3年前に思いきって、35年ローンで家を購入しました。
仕事は残業が多くて大変ですが、妻や子供たちの笑顔の為に
もっと頑張って働かなければならないと思っています。


でも、今年になってから、今からお話しするような感覚に
たびたび襲われるようになりました。
特に朝目覚めた時にこんな気持ちになります。
ソワソワするような感覚だったり、
心がざわつくような感じになり、いてもたってもいられない不安な気持ちでいっぱいになるのです。


こんな朝は特に会社に行きたくないと思いますが、そうも行きません。
入社してから数年は、仕事に燃えましたが、今はどちらかと言うと
仕事は好きではありません。
自分の意見が通らないし、上からは嫌な仕事を押し付けられます。
自分なんて、所詮は歯車の1つだと感じます。


でも、家のローンや子供の教育費を稼がなければならないから、
会社をそう簡単にやめることは出来ません。
愛する家族を路頭に迷わせたくないですから。


かと言って、今日もまた満員電車に乗るのかと思うと、
体も気も重い。
しかしながら、いったん出勤すれば、
次々にタスクをこなさなければならないので、妄想に耳を傾ける暇なんてなくて、
時間はあっという間に過ぎ去ります。
気がつけば、終業時間から3時間が過ぎています。


事務所を出る頃には、
街の明かりは半分になり、行き交う人もまばら、
朝の満員電車ほどではないけれど、自分と同じようなサラリーマンが家路についています。


やっと家に辿り着くと、出来るだけ静かにドアを開けて家に入る。
妻や子供たちは、すでに夢の中。
ちゃんと夕食をテーブルの上に用意してくれています。
妻には子育てを押し付けてしまい申し訳なさで一杯です。本当に感謝しています。
でも、1人の食事は詫びしい。
子供達とはいつから一緒に夕食をとってないのだろうか。
先週も遊園地に行く約束していたのに、仕事が入ってしまってドタキャンしました。
これで何度目だろう。
子供たちのがっかりした顔を見たのは。
妻との会話も私の帰りが遅いので、だいぶ少なくなっています。
今はまだ笑顔で送り出してくれているが、こんな事を何年も続ければ、
熟年離婚になってもおかしくない。


家族のことを思い一生懸命働いても、
その肝心な家族をなおざりにすれば、
待っているのは惨めな一人ぼっちの老後かも知れません。
退職と同時に妻から三行半を突き付けられる気がします。
子供たちも、自分達の生活で手一杯で父親の心配どころではありません。


一人ぼっちの生活。
家も手放して低家賃のアパート暮らし、預貯金もない。
何とか僅かな年金で生きている。
これでは、生活保護を受けている生活とあまり変わらない。
間違いなく人生のフィナーレは、無縁仏。
どうして、こんな人生になってしまったんだろうか。
こんな筈ではなかった。


と、こんな妄想をほぼ毎日してしまうんです。
家族に少しでも良い暮らしをさせてあげたくて、
家族の時間を犠牲にして仕事に打ち込んだ結末がこれでは、やるせないです。
単なる私の妄想だと思いますが、今の会社勤めに疲れているのは事実です。
正直、会社を辞めたいです。
でも、家のローンもあるし教育にお金もかかるし、
この歳で辞めてもこれ以上の会社に転職なぞ夢のまた夢だと思います。
今更後戻りもできない。
一体どうすれば良いのでしょうか。
これは、本当に深刻だぁ〜
ふうま
ふうま

 

 

まだ、奥さんにこの事は話してませんね。
まさか、妻には心配かけたくないと思ってませんか?
奥さんにありのままの状態を話しましょう。
ビルは精神科医ではないので、専門的な事は分かりません。
でも、あなたの状態は、完全に鬱になる一歩手前ですよ。
ふうま
ふうま
ふうま
ふうま
でもね、まだ出勤できているから、今のうちに
きちっと治療したら大丈夫ですよ。
1人で抱え込まないで、何もかも奥さんに話して下さい。
脳の専門家も言ってますが、私たちの脳は妄想の塊です。
さて、今回は一冊の本をあなたにご紹介します。
それは、草薙龍瞬さんの「反応しない練習」です。
どんな悩みも解決できるシンプルな”考え方”がある。
生きていると、色んな事があります。
「人生、楽でないな」と実感することも、一度や二度ではないはずです。
でも、そんな日頃の思いを上手に乗り越えていける「方法」があります。
実は、全ての悩みは”たった一つのこと”から始まっています。
そこさえわかれば、あとは「正しく考える」ことで、どんな悩みも必ず解決できる。そもそも、私たちが日頃抱える”悩み”とは、どんなものでしょうか?
いつも生活に追われていて、心に余裕がない。
今の仕事に満足していない。先のことを考えると、不安になる。
イヤなこと、不運な出来事、失敗が重なって、落ち込んでいる。
性格が合わない相手がいる。人間関係で、ストレスを感じている。


一見どれも、自分1人では解決できない、時間のかかる問題に思えるかも知れません。
でも、実際には・・・そうでもありません。
というのは、これらの悩みは、どれも”心の反応”から始まっているからです。


「心の反応」と言われて、ピンとくる人は、どれくらいいるでしょうか。
実は、私たちの日常は「心の反応」で作られていると言っても、過言ではないのです。


たとえば、朝の通勤ラッシュで「今日も混んでいるな」とゲンナリする。
これは、心を憂鬱にさせる反応です。
心ない相手の態度にイラッとする。これは、怒りを生む反応です。
大事な場面で「失敗するかも知れない」と、マイナスの想像をしてしまう。
これは、不安や緊張を生み出す反応です。


人と会う時も、仕事をしている時も、外を歩いている時もー心は、いつも反応しています。
その結果として、日頃のイライラや、落ち込みや、先行きへの不安やプレッシャー、
「失敗してしまった」という苦い後悔などの”悩み”が生まれます。

そうなんです。草薙さんは、私たちの悩みは全て、この心の反応から
生じていると言います。
だから、反応しない訓練をしたら、悩みは消えるということなんです。
ご興味のある方は、ぜひ読んでみて下さいね。